AIによる株式投資初級【コベナンツ条項付き融資】

借入人が「コベナンツ」と呼ばれる確約事項を融資契約上で明確に約する融資取引を指す。シンジケーションやコミットメントライン契約では一般的となっている。

コペナンツは、借人人の貸付人に対する契約上の確約事項で、①情報開示義務②財務制限条項③ネガティブコベナンツーなどがある。

情報開示義務は、信用情報などの開示義務を課すものである。

財務制限条項は借入人が財務状況を一定条件以上:こ維持することを確約するもので、利益水準の維持、キャッシュフロー水準の維持、純資産の維持、有利子負債水準の維持などが一般的だ。ネガティブコベナンツは、担保提供の制限や資産処分の制限など、借入人が一定の行
為を「しない」ことを確約するものである。

コベナンツ条項は、シンジケーション取引では多数の当事者が関与する取引で意見調整が不要の与信管理手法、または財務状況に関するセンサーとして機能し、コミットメントライン契約では貸し付け実行義務の前提条件としても機能している。

リレーション型の融資取引においては銀行取引約定書などで一定のコベナンツは規定されていたものの、必ずしもそれに依拠せず、リレーションに基づき借入人に情報を要求し、借入人の財務状況に合わせ取引条件をその都度交渉した上で見直すのが通常であった。その点、金融取

引の契約化という最近の流れの中で、コペナンツもその重要性を増していると言える。

また、コベナンツは貸付人にとっては与信管理のツールであるが、借入人においても自らがどの程度の信用状況を維持すれば融資の継続可能性を追求できるのか明確にできるものである。

近年はコベナンツ条項への抵触が圓際的に生じる可能性に留意する必要がある。