AIによる株式投資初級【トランザクションレンディング】

売り上げや予約受注、利用者の評価、クラウド会計の入力データなどを活用し、審査や実行を自動処理する貸し出し。既存銀行は、グラウト会計を活用した融資の実用化に注力している。

伝統的な融資では、財務諸表の定量的データと而談で得た定性的データを用いて行職員が審査し、実行してきた。

これに対し、近年登場した、ネット上のデータを自動処理で審査、実行する新たな貸し出しがトランザクションレンディング(データレンディング)である。

分析対象とされるデータとしては、①ネット通販の売上履歴②予約サイトの受注履歴③利用者がネットに投稿した評価④クラウド会計ソフトや家計簿アプリに入力されたデーターなどがある。

EC(電子商取引)サイト大手のアマゾンは、2014年から米英日の3力国で出品業者向けに商流データを活用したローンを開始した。

国内では、ECサイトやECサイトと提携したネット専業銀行が出品業者向けに融資を行っている。

出品事業者がローンを申し込むと、リアルタイムの商流データが統計的に審査され、融資が実行される。

既存銀行は、クラウド会計ソフトを利用した中小企業向けのトランザクションレンディングの開発を進めており、すでに一部の銀行が提供を開始している。

中小企業は、インターネットバンキングと連動したクラウド会計ソフトを利用することにより、経理業務を合理化することができる。

一方、銀行はクラウド会計に人力された膨大な会計データをAI(人工知能)で分析することにより、迅速で精度の高い与信判断が行えるようになる。

銀行界のクラウド会計を利用した融資に対する期待は高く、メガバンクや大手地銀とクラウド会計事業者が提携関係を結ぶ動きが活発化している。