AIによる株式投資初級【ロボアドバイザー】

ロボアドバイザーとは、いくつかの問いに答えると投資ポートフォリオの提案を自動で行ってくれるサービスであり、投資に対する心理的障壁が高い顧客を開拓するツールとして活用されつつある。

ロボアドバイザーとは、一般的に、顧客らがオンライン上でいくつかの設問に答え、そこから読み取れる投資に関わる嗜好性から、投資のポートフォリオを提案するサービスを指す。

当初は独立系のサービスとして登場したが、徐々に金融機関自身によるサービスとして取り込まれ、日本でも多くの金融機関が導人している。

日本でのサービスは、基本無料でポートフォリオを提案するものだが、そこから踏み込んで自動で資産の組み換えなどを行うサービスもある。

現状ロボアドバイザーは、人によるサービスではカバーしきれなかった少額投資屑への付加サービス提供を、低コストで実現するのに役立っている。

投資未経験層が持つ投資への抵抗感の緩和にも寄与しており、投資を行う層の裾野を広げている。

また、直接顧客にではなく、営業担当者にアドバイスすることで、顧客への提案内容の品質向上に役立てる取り組みもなされている。

「ロボ」という言葉から先進的なイメージを持たれがちだが、実態は簡易な設問に基づくおおまかな提案に過ぎず、従来はセールスプロモーション上のスパイスにとどまることが多かった。

しかし、資産運用プロセスのEnd to Endを自動化するとうたうサービスを提供する企業が台頭し、従来は投資信託や積み立てのみを行っていた様に、利便性と分かりやすさで新たに訴求しつつある。

一方、高度化への寄与は限定的であり、より投資への関心が高い層には人と連携しつついかに付加価値のあるアドバイスを提供できるかが競争上のポイントとなっていく。