AIによる株式投資初級【O&Dビジネス】

○&DはfOrigination (組成) &Distribution (販売)」の略。融資案件等を組成し、他の投資家にも参加を呼び掛けるビジネスモデルである。

資産回転型ビジネスとも呼ばれる。

メガバンクは収益の多様化や資産効率を進める中で、O&Dビジネスの強化を打ち出している。

O&Dビジネスは、比較的利回りの高い海外のプロジェクトファイナンスやシンジケートローンなどを主な対象とし、案件を組成した上で、地域銀行や生命保険会社などの投資家に参加を募る、あるいは貸出債権を転売するビジネスモデルである。

〇&Dビジネスは、案件を組成するメガバンク、投資家として参加する地域銀行、生命保険会社等の両者にメリットがある。

メガバンクは手数料収益を得るとともに、自己資本比率規制への対策も図ることができる。

大型の融資案件を自行単独で負担せず、他の投資家にも参加を求めることでリスクアセットの増加を抑制し、自己資本比率の低下を回避することができる。

投資家にとっては、国内の低金利環境下で運用難が続く中、比較的利回りの高い海外案件への参加は、収益確保の好機会である。

国内業務が大半を占める地域金融機関等にとって、海外案件の取り扱いはハードルが高いが、海外における拠点や情報網が充実したメガバンクが組成する案件であれば、比較的参加しやすい案件であると考えられる。

○&Dビジネスの拡大に向けたメガバンクの取り組みは、案件の組成、販売だけにとどまらない。

投資家をビジネスパートナーと位置付け、融資先の企業や所在国に関する情報提供を行うとともに、トレーニーを受け入れて業務ノウハウを共有するなど、投資家支援にも努めている。